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第8回 図面指導/「形式性ー1」



第8回(10/25)
図面指導/建築論「形式性ー1」




8_PC図面


こんにちは!
授業はプレゼン図面の指導に入りました




まず最初に、「建築をつくるための図面」にはどのようなものがあるのかをお話しました

設計事務所がつくる図面には2種類あります。
基本図面・・・空間構成がわかる図面(施主用の図面)
実施図面・・工事ができる図面(職人用の図面)


建築塾の課題では、実施図面を描くことはありません。
ですが、1つの建築をつくるためには必要なものなので、実際にできたアトリエのプロジェクトの実施図面などを参照して説明をしました




8_作品参考
アトリエのHPでプロジェクトの写真を見ています。



こちらは、上のプロジェクトの実施図面です。
実際の物とあって塾生も興味津々です
8_実施図面1

8_実施図面2
たくさんある図面を1つ1つ説明しています。
これは物入れの図面です。





さて、建築塾の課題としては、基本図面を描くということが必要です

これまで格闘してつくってきた模型を今度は図面で表現するのです
自分の作品の魅力を伝えるために、空間構成のコンセプトや模型写真、CGなどを組み込んだプレゼンボードをつくります。


ただ図面を描くだけでなく、そのボードも魅力的にデザインします!



8_パネル参考
アトリエ作品のプレゼンボードを使って注意点などを説明しています。








8_配布プリント
図面、プレゼンボードを作成するときの注意点をまとめたプリント配られました。







ホワイトボードを使って注意点を1つ1つ説明していきます。
8_板書1

8_板書2
わかりやすいように、実際に描いて説明です。










その後、塾生ひとりひとりが作成した図面をチェックします。
8_図面指導1
アドバイスはもちろん皆で共有です


8_図面指導2

8_図面指導3
塾生の図面(城内栄剛 案)です








                      






8_建築論



今回の建築論は、「形式性」というものについてのお話でした。

「形式性」とは、例えば数学というものが、公理・公準という“決め事”から始まって、その後、すべての数学世界証明によって決定されてゆくような「システム」のことです。





このシステムのおかげで、西洋哲学も近代科学も発展してきたのは確かなようですが、今世紀に入ってからこの便利な「形式性」も、なんと崩壊の兆しを見せ始めました


例えば、不完全性定理(ゲーデル)や不確定性原理(ハインゼンベルグ)などの一見むずかしそうな発見は、この「形式性」に「実は限界があるんだよ」ということを示したものなのです

すごく簡単に言えば、「パーフェクトな論理性なんて無いんだよ~ってことです。







特に、「シュレディンガーの猫」という思考実験のお話は面白く聞けました。

どんなお話だったかというと、
ある状況の中では、猫が「“生きていること”同時に“死んでいること”」というように、2つの全く相容れない状況の重ね合わせによって、実はこの世界はできている、というようなことです。

これはホログラムなどの構造とも似ているということも聞きました






でも、こんな矛盾をどう理解したらいいのでしょう

そういえば、ずっと私たちが受けてきた正しいとされている教育の中から見ると、どうも仏教などの思想がうさんくさく思えてしまっていたのですが、
実は、それは反対で、こんなところにこそ仏教の教えの懐の深さがあったのかもしれませんね。


矛盾を矛盾のままに認めることができる、というように







                         前田紀貞塾 村越千紗




















 
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第7回 卒業設計コース/「多層性ー2」



第7回(10/18)
卒業設計コース/建築論「多層性ー2」






こんにちは!
前回までは主に「設計演習コース」について紹介してきましたが、
今回は「卒業設計コース」についてご紹介したいと思います

卒業設計コースは、土曜の午前中に行われています。



「卒業設計」とは、大学4年間の集大成となるものです。
建築を学ぶ学生なら誰もが通る道です

講義は、法政大学の学生と合同で行われます。
仲間でありライバルでもある者が多いほど、刺激になります



こちらが卒業設計コースのメンバーたちです。
7_卒業設計学生

7_みんなメモ
設計演習コースとは違い、こちらは大学4年生ばかりが集まります。





提出は1月末~2月のはじめです。
大学4年次の1年間のすべてをここにかけて取り組みます。

設計演習コースのように皆で足並みを揃えて進むわけではありません。
進度は人それぞれです。その人その人のやる気に関わるわけです









今回は第1段として途中経過を少しだけご紹介します。




■小澤良太 案
7_小澤

7_資料
卒業設計は普通の課題以上に骨太なものでなくてはなりません
そのため、資料もたくさん


7_編む
案(コンセプト)をまず模型にしています。


「それを空間化していくとどうなるの???」・・・・


7_小澤模型

「どんな魅力的な空間になるの??」・・・・・

こんなふうに毎日格闘していきます。

まだまだ始まったばかりですが、これからさらにさらに発展させていくのです。




















■成毛香月 案
7_1,4m
こちらは「芸術家の住む集合住宅」の提案です。
すべての部屋や空間は、数学的な根拠によって決まっています。

その上・・・・見てください
家具をこんなに細かくつくりこんでいます。
7_家具1

世帯によって家具の趣味を変えてつくっているようです。
7_家具2

7_家具3

7_家具4
樹木にもはっぱをつけてしまいます!


7_成毛
自分の模型に合うように工夫をしています。
人が住んでいる様子が浮かんできそうでとってもいいですね。







卒業設計コースを見学する設計演習コースの塾生もいます。
7_アドバイス聞く



7_見学者もメモ
見学している塾生も、ノートを片手に
熱心です










                      




10月18日の建築論は 「多層性ー2 述語的同一性」でした。
前回の、構築性と多層性の続きです


多層性とは、平安時代の十二単を重ねて重ねて重ねて着るような日本人にはとても馴染みが深い思想です。
それは、ベルトやボタンやネクタイで、ひとつひとつの部分を構築していく方法とは異なります



それが、文学(ドストエフスキー・大江健三郎・泉鏡花)や映画(ゴダール)、その他沢山の音楽、絵画、演劇、舞踏などの芸術にも、そのエッセンスが取り入れられています


もちろん、建築でもこの概念がとっても重要な役割になるのです




また、多層性の構成方法のひとつには、「述語的同一性」という不思議な論理もありました。



例えばこんなことです

:「火事は赤い
そして
:「国会の絨毯は赤い
よって
:「国会の絨毯は火事だ」


つまり、
で同じ述語の(赤い)をもとにして、のように離れたところにある主語を関係付ける論理」のことなのです。




通常の論理からすれば、ちょっと変なのですが、
そう思ってしまうのは日常の論理に慣れ過ぎてしまったからで、
こっちのちょっと変な(非)論理こそが芸術家の創造性の源になる場合があるという説明でした。


もうちょっと言えばこれは、芸術家、幼児、精神分裂病患者、薬物使用者などの思考にも似たところがあるそうです。

こんなことについて、連歌とか陶芸、墨絵や生け花を例にとって、説明を受けました。






                         前田紀貞塾 村越千紗




















 

第6回 ソフト講習



第6回(10/11)
ソフト講習 Vectorworks, Photoshop, form-Z










自習


今回は、ソフト講習です!!
設計演習では模型を制作する他、図面・CG・計画のコンセプトなどを載せたプレゼンテーションボードもつくります

このボード制作に必要なパソコンのソフトのうちいくつかの使い方の講習がありました。
講師はアトリエスタッフが行いました。





今回講習されたソフトは以下です。

ー設計演習コースー
■Vectorworks(図面作成ソフト)        
■Photoshop(画像加工ソフト)    

ー卒業設計コースー
■form-Z(CG作成ソフト)           講師:村越千紗




こちらはPhotoshopの操作画面です
フォトショ
例えばPhotoshopは、作成したCGに家具や樹木や人を入れたり、光を加えたりするのにも使います。













■Vectorworks(図面作成ソフト)講座  
vector講座








■Photoshop(画像加工ソフト)  
ph講座






■form-Z(CG作成ソフト)  講師:村越千紗
fz講座 






塾生の中には、「ソフトに初めて触る」という方も多かったので、基礎の部分から重宝するテクニックまで説明を行いました。
参照
こんなふうに、実際のプロジェクトの図面やプレゼン資料を参照しながら






さて、設計演習コースは次回からは図面・プレゼンボードの制作に入ります!
次のブログでは卒業設計コースを紹介します!お楽しみに





                         前田紀貞塾 村越千紗








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